ふるさとで土と戯れる生活へ。桐材のやさしさに包まれる家。
大らかなリビングから広がる大切な家族の微笑みと笑い声。豊かさの本質がそこにある。
「定年を機にふるさとに帰り、のんびりと土にふれながら家族と暮らせたら」。その思いを胸に、Yさんは生まれ育った村山に畑付きの土地を購入。長い間離れて暮らしていたお母さまを呼び寄せ、ふるさとの空気に包まれながら暮らせる家を建てることにしたそうです。家づくりのパートナーとして選んだのが、地元の気候風土を知り尽くすBe・ホーム。メールを中心にやりとりを重ねながら完成に向けて着実に歩を進めてきました。
プランニングのポイントとなったのは、常に家族の気配を感じられる間取りであること。平家建ての屋内は、生活において不必要な廊下を省き、リビングから各居室に直接出入りできるよう設計。横に広がる空間使いで常に家族の気配を感じられるようにしました。
木部を多く現し、その豊かな質感を感じられることもYさんのこだわりのひとつでした。特に桐の床材は保湿効果に優れるうえに足ざわりが良く、冬でもスリッパを履かず裸足で過ごす心地よさを実感できます。また、健康面にも配慮して多くの時間を過ごす空間の壁は調湿効果に優れる珪藻土仕上げ。陶芸が趣味というご主人の希望で、主寝室には畑から直接出入りできる土間を設けるなど工夫も充分。ここに、家族、そして自然との共生を意識したY邸が完成しました。